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【2025下半期まとめ】2025年下半期映画ランキング!劇場で観た全4作品の感想と個人的ベスト3を発表

この記事でわかること

  • 2025年下半期に劇場で鑑賞した全46作品のリストと一言レビュー
  • 筆者が選ぶ「2025年下半期ベスト3」とその理由
  • 今年の映画トレンド「リバイバルブーム」についての個人的考察
  • 年間100本(総数約192本)映画を観た筆者の総括

はじめに

こんにちは。当ブログ『ねことシネマ』へようこそ。 いつもとは少し趣向を変えて、今回は年の瀬の特別企画をお届けします。

早いもので2025年も残すところあとわずか(これを書いているのは12月30日です)。皆さんは今年、どんな映画と出会いましたか? 私自身の記録を振り返ってみると、映画館で鑑賞した本数は、上半期54本、そして下半期は……46本でした。 なんと、ちょうど年間合計100本! 狙ったわけではないのですが、キリの良い数字でフィニッシュすることができて、勝手に達成感を感じています(笑)。作品数で言うと、下半期は2回鑑賞した作品(『星つなぎのエリオ』『ズートピア2』)があるため、44作品となります。

下半期は、新作の爆発力もさることながら、個人的には「名作のリバイバル上映」に多く足を運んだ半年間でした。 今回の記事では、私の備忘録も兼ねて、下半期に劇場で観た全作品のリストと一言感想、そして悩みに悩んで決めた「下半期ベスト3」を発表したいと思います。

年末年始の映画選びや、見逃した作品のチェックに、ぜひお役立てください。

2025年下半期 鑑賞作品全レビュー

下半期にスクリーンで目撃した全44作品(ベスト3に選出した3作品を除く41作品)を、ジャンルごとに一挙ご紹介します。

洋画・話題作

  • マーヴィーラン 伝説の勇者
    • インド映画。冴えない漫画家がスーパーパワーを手にするも「面倒ごとに巻き込まれたくない」という矛盾が面白い。コメディの皮を被っていますが、根底にあるメッセージは深く、考えさせられます。(過去記事
  • 顔を捨てた男
    • デヴィッド・リンチ的な不気味なリアリティ。安易な変身物語ではなく、16mmフィルムの質感が「映画を見ている」という感覚を強く呼び覚ましてくれました。(過去記事
  • スーパーマン
    • ジェームズ・ガン監督はやはり天才。クラーク・ケントの人間味と優しさに焦点が当たり、見終わった後は本当に爽やかな希望に包まれます。(過去記事
  • ファンタスティック4:ファースト・ステップ
    • MCUの予備知識不要! これ単体で完結しているのが素晴らしい。ワクワク感は少し足りなかったものの、映画としての完成度は高く、今後の展開(ドゥームズデイ)への期待も煽られます。(過去記事
  • ジュラシック・ワールド/復活の大地
    • 正直、スピルバーグの偉大さを再確認してしまう部分も…。ただ、恐竜映画としてのワクワク感は健在。続きがあれば結局観に行っちゃうと思います。(過去記事
  • バレリーナ:The World of John Wick
    • 『ジョン・ウィック』シリーズのスピンオフですが、本家より好きかも! アナ・デ・アルマスのサバイバルアクションが新鮮で、ジョンの扱い方も「主役を食わない伝説」として満点でした。(過去記事
  • 愛はステロイド
    • A24らしいハチャメチャ感と、「愛」という劇薬の副作用を描いた鋭い作品。邦題のセンスが秀逸です。(過去記事
  • バード ここから羽ばたく
    • 一言で言うなら「変な映画」。でも、鑑賞後に残る多幸感は本物。ファンタジーだけどリアルで、語るのが難しいけれど好きな作品です。(過去記事
  • ヒックとドラゴン(実写版)
    • 実写化というより、真の意味での「リメイク」。原作アニメへのリスペクトが凄まじく、改変でがっかりさせられることがない安心設計。ディズニーにも見習ってほしい…(小声)。(過去記事
  • ザ・ザ・コルダのフェニキア計画
    • ウェス・アンダーソン監督最新作。いつもの豪華キャストと映像美ですが、今回は個人的にはあまり刺さらず。もう一度観て再評価したいところ。
  • ラスト・ブレス
    • 実話ベースの奇跡の生還もの。予想通りの展開ですが、期待を裏切らない安定感があり、幸せな気持ちで劇場を出られます。
  • トロン:アレス
    • AIが現実世界に侵食してくるという、時代を反映した脚本が良かったです。シリーズで一番好きかも。あのオレンジの光のビジュアルが美しい!(過去記事
  • プレデター:バッドランド
    • まさかの「プレデター視点」映画。言葉を話さない怪物が主人公で成立するのか?と思いきや、感情移入してしまう斬新な体験でした。(過去記事
  • 悪魔祓い株式会社
    • マ・ドンソク主演ですが、個人的に今年一番合わなかったかも…。TVドラマレベルの映像とテンポの悪さが気になりました。
  • エディントンへようこそ
    • アリア・スター監督作。面白かったけれど、少し散らかった印象。『ボーはおそれている』のような突き抜け感とはまた違う、評価の難しい作品。
  • アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ
    • シリーズ3作目。やることは変わらない(人間=悪)ですが、新勢力の登場で深みが増しました。長尺でも飽きさせないジェームズ・キャメロンの手腕はさすが。(過去記事
  • サムシング・エクストラ! やさしい泥棒のゆかいな逃避行
    • フランスNo.1ヒットコメディ。障害者施設に泥棒が紛れ込むという攻めた設定ですが、誰が見ても「いい映画」と思える着地。普段は「犯罪を環境のせいにする」という考えがあまり好きでない私ですが、彼らが変わっていく姿を見て、「環境が人を変える」という理論もあながち間違いではないのかも……と考えを改めさせられました。

邦画・アニメーションの底力

  • 星つなぎのエリオ(※2回鑑賞)
    • 日本ではあまりヒットしなかった印象……。 伏線回収も気持ちよく、SFとしても家族ドラマとしても一級品。個人的に刺さりすぎて2週連続で観に行きました。(過去記事
  • 8番出口
    • 間違い探しゲームの実写化という難題を、カメラワークやホラー展開で飽きさせずに見せた手腕に拍手。面白かったです!(過去記事
  • 遠い山なみの光
    • カズオ・イシグロ原作。予測できないラストではあるものの、どんでん返しがメインではなく、映像美と人間ドラマとして上質。ネタバレ厳禁ですが、余韻の残し方が巧みでした。(過去記事
  • 劇場版『チェンソーマン レゼ篇』
    • 久々のアニメ映画鑑賞でしたが、最高でした!作画も納得のクオリティ。刺客編も楽しみですね!(過去記事
  • 秒速5センチメートル(実写版)
    • あのトラウマ級の結末が、実写版では爽やかな読後感に変更されています。アニメ版のファンも、これはこれで「あり」と思えるポジティブな作品。(過去記事
  • 爆弾
    • 「このミス」1位の映画化。脚本がとにかく面白く、役者陣の演技合戦も見応え十分。今年観た邦画ではベスト級の満足度。(過去記事
  • 旅と日々
    • 三宅唱監督最新作。「何も起こらない」けれど、全ての要素が噛み合った傑作。何を語ればいいかわからないほど、映像と空気が素晴らしかったです。
  • ブルーボーイ事件
    • 実話ベース。見ていてモヤモヤしつつも、深く考えさせられる重厚な一本。(過去記事
  • ナイトフラワー
    • 内田英二監督×北川景子。救いのない社会の底辺を描き、見終わった後の心のざらつきが凄まじい。ネガティブ(人によってはポジティブ)な余韻も含めて「深い」映画です。(過去記事
  • さよならはスローボールで
    • お爺ちゃんたちがひたすら草野球をする映画。Rotten Tomatoesの高評価につられて観に行きましたが、正直なところ途中でうとうとしてしまいました…。フィルマークス等でも評価が割れていますが、90分間この設定で持たせる試み自体は斬新です。

至高のリバイバル上映(名作は色褪せない!)

  • 海がきこえる
    • 初鑑賞。ジブリの中でも異色作ですが、大人になった今だからこそ「あの頃の日常」の尊さとノスタルジーが痛いほど刺さりました。(過去記事
  • 砂の器
    • 初鑑賞。クライマックスの40分間、異なる時空間が完璧に交錯する編集は圧巻。後ろの席のご夫婦の「50年前と同じだ」という言葉に感動しました。(過去記事
  • メリー・ポピンズ
    • 学生時代はカオスだと思っていたけれど、大人になって観ると「理不尽な現実にはカオスで対抗するしかない」という深いメッセージを受け取りました。大好きな作品に昇格。(過去記事
  • ライフ・イズ・ビューティフル
    • 「万人受けする名作」と斜に構えていた時期もありましたが、自分の感想の変化を確認する良い機会でした。(過去記事
  • 冬冬の夏休み
    • 台湾ニューシネマの傑作。何も起きないけれど、失った子供時代のすべてがそこにありました。ライフステージの変化を実感。(過去記事
  • リンダ リンダ リンダ
    • 日常系映画の源流。「何もない」があるからこそ、ラストの爆発力がすごい。4Kリマスターで観られて良かった!(過去記事
  • トイ・ストーリー
    • 30周年。結末を知っているからこそ、冒頭の楽しそうなシーンですでに号泣。年齢とともに感想が更新されるスルメ映画です。(過去記事
  • 新世紀エヴァンゲリオン劇場版 シト新生
    • 『魂のルフラン』を劇場で聴くという体験に価値あり。大人になって観ると、(小学生にして熱中していた自分を顧みて)シンジ君たちの物語は「子供が見るには不健康すぎる」と再認識(笑)。
  • 新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に
    • 昔は意味不明だと思っていましたが、再鑑賞すると意外と論理的。「行き着く先」やシンジの選択の経緯は、明確にセリフで描かれていることに気づきました。
  • もののけ姫
    • IMAXで鑑賞。説明不要の名作。やはりスクリーンで観る迫力は別格でした。(過去記事
  • ウエスト・サイド物語(1961)
    • 古典でありながら、テーマは普遍的。音楽と構成の力で古臭さを感じさせない、永遠の名作です。
  • シザーハンズ
    • 人間のエゴイズムが憎い。以前観た時よりも深く心に響きました。(過去記事
  • バック・トゥ・ザ・フューチャー
    • IMAXを逃したため、4DXで鑑賞。映画としての完成度は神レベルですが、個人的には揺れずに集中して観たかったかも(笑)。
  • ニュー・シネマ・パラダイス
    • 映画好きにはたまらない一本。映画館が娯楽の中心だった時代の終焉と、ラストシーンで鳥肌。

2025年下半期 個人的ベスト3発表

さて、ここからは数ある良作の中から、私が断腸の思いで選んだトップ3を発表します! (※上記のリストには含んでいない3作品です)

第3位:『ふつうの子ども』

見る予定がなかったのに、結果的に心を奪われた「意外な傑作」としてランクイン。 特筆すべきは、主演の嶋田鉄太くんの演技。演技なのか素なのかわからないほどのリアリティが、この映画の質を数段押し上げていました。 タイトルの『ふつうの子ども』に含まれた皮肉、計算され尽くした演出、そして鑑賞後の重い余韻。 「良い映画を観た」と心から思わせてくれる、今年一番の掘り出し物でした。(過去記事

第2位:『ズートピア2』

アニメーション枠からはこちら。2回観に行きました。 前作で描かれた「違いを認める」というテーマを、今作ではさらに深掘りしています。爬虫類という新たな存在を通して描かれる、現代社会の移民問題や分断への示唆。 ディズニーエンタメの皮を被りながら、鋭い社会風刺を突きつけてくる姿勢はさすがです。 何より、ジュディとニックのバディムービーとして、最初から最後までアクセル全開! アクション、脚本、テーマ性、すべてにおいて前作を超えてきた完璧な続編でした。(過去記事

第1位:『ワン・バトル・アフター・アナザー』

第1位は、ポール・トーマス・アンダーソン監督の最新作『ワン・バトル・アフター・アナザー』です! もう、これに関しては「文句なし」の一言。 これまでのPTA(ポール・トーマス・アンダーソン)作品は、映画リテラシーを求められるような高尚なイメージもありましたが、今作は完全にエンタメに振り切っています。 サスペンスであり、アクションであり、チェイスムービーでありながら、社会的なテーマもしっかりと内包している。 ディカプリオの演技も素晴らしく、映画が持つ力を最大限に見せつけられました。 間違いなく2025年を代表する一本であり、私の映画人生においても特別な作品になりました。(過去記事


まとめ

2025年下半期は、私の映画人生にとっても「温故知新」な半年間でした。 全体を振り返ると、新作で「絶対に見たい!」と思えるものが少なかった反面、リバイバル上映の活況が目立ちました。 興行収入ランキングに旧作が入ってくる現象は、「お金を払うなら失敗したくない」という観客の心理の表れかもしれません。 私自身もその一人で、名作とわかっている作品を劇場という最高の環境で浴びる体験は、何物にも代えがたい贅沢でした。

年間を通してみると、劇場鑑賞以外も含めて約192本の映画に触れました。 年々、仕事の忙しさなどで鑑賞本数は減っていますが、『ワン・バトル・アフター・アナザー』や『ズートピア2』のような傑作に出会うと、「ああ、やっぱり映画っていいな」と心の底から思います。どんなに疲れていても、映画は人生に彩りと興奮を与えてくれますね。

  • この記事を書いた人

HAL8000

映画と猫をこよなく愛するブロガー。 多いときは年間300本以上の映画を観ていて、ジャンル問わず洋画・邦画・アニメ・ドキュメンタリーまで幅広く楽しんでいます。

専門的な批評はできませんが、ゆるっとした感想を気ままに書くスタンス。 ブリティッシュショートヘア×ミヌエットの愛猫ハルも自慢したいポイントで、レビューの合間に猫写真や日常もたまに紹介しています。

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