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【BTTFだけじゃない】80年代タイムトラベル映画『ビルとテッドの大冒険』が頭を空っぽにして笑える!

2025年2月10日

映画『ビルとテッドの大冒険』基本データ

  • タイトル:『ビルとテッドの大冒険』
    (原題:Bill & Ted’s Excellent Adventure
  • 公開年:1989年(アメリカ)
  • 監督:スティーヴン・ヘレク
  • 主演
    • アレックス・ウィンター(ビル役)
    • キアヌ・リーブス(テッド役)
    • ジョージ・カーリン(ルーファス役)
  • 上映時間:91分
  • 主な受賞・映画祭出品
    • 大きな映画祭での受賞はないが、カルト的な人気を獲得し、後に続編やTVシリーズなどが制作された
  • 視聴方法
    • DVD/Blu-rayが各社より発売
    • デジタル配信(要確認/期間限定の場合あり)

この記事でわかること

  • “超ゆるい”タイムトラベル映画という魅力
  • 若きキアヌ・リーブスの“アホっぽさ”が新鮮
  • BTTFと比較した際の“ゆるさ”と“能天気さ”
  • 気軽に笑ってストレスを吹き飛ばすおバカ映画
  • 80年代カルチャーの詰め合わせとカルト的人気

    はじめに

    こんにちは。今回は、1989年公開のタイムトラベル・コメディ映画『ビルとテッドの大冒険』を取り上げたいと思います。実は先日、テレビで『バック・トゥ・ザ・フューチャー』(以下BTTF)の第1作が放送され、今週は第2作が放送予定とのことで、80年代末~90年代初頭の“ユルい空気感”に浸りたくなったんです。そこで思い出したのが、同じくタイムトラベルものだけど、さらに能天気でおバカ要素全開の本作でした。結果から言うと、何も考えずに笑いたいときにはピッタリの一本。早速ご紹介していきます。

    [c]1989 STUDIOCANAL. All Rights Reserved.

    あらすじ

    カリフォルニアに暮らす高校生のビルとテッドは、いつか世界的なロックスターになることを夢見て、呑気にバンド活動に励んでいました。ところが、肝心の歴史の成績が振るわず、次の研究発表で失敗すると進級できない危機に陥ってしまいます。絶望しかけた彼らの前に、なぜか電話ボックスそっくりの不思議な装置を携えた怪しげな男が姿を現れました。彼の導きによって、ふたりは思いもよらない方法で“歴史”と向き合うことになります。言うまでもなく、その旅路では数々の人物や出来事に遭遇し、にぎやかでちょっとトンチンカンな冒険が繰り広げられることに…。

    『ビルとテッドの大冒険』とは

    この映画をひと言で表すなら、「バカバカしさこそ最大の魅力!」。ナポレオンがウォーターパークにはしゃいだり、ベートーヴェンが電子ピアノをかき鳴らしたりと、普段は教科書でしか見ない偉人たちがやりたい放題です。堅苦しいイメージをぶち壊すギャップが笑いを誘い、思わずニヤニヤが止まりません。

    そして本作の主役コンビ、ビル(アレックス・ウィンター)とテッド(キアヌ・リーブス)は愛すべき“おバカ”高校生。彼らの「エクセレント!」「まじで?!」といったスラング混じりの掛け合いは、80年代カリフォルニアの空気そのもの。特に若き日のキアヌがここまでアホっぽくはしゃいでいるのは貴重で、後の『マトリックス』や『ジョン・ウィック』とは真逆のキャラクターを堪能できます。

    観たきっかけとBTTFとの類似点

    先に触れたとおり、BTTFを観ていて思い出したのが『ビルとテッド』でした。両作品ともタイムマシンが登場し、過去の時代で大騒ぎする展開にワクワクします。ただ、BTTFが割とシナリオをしっかり組み立てているのに対し、本作は勢いと能天気さが8割。結末への合理的なつながりなどは深く考えないほうが楽しめます。何かと突っ込みどころが多いのですが、「笑えるからOKだよね」と思わせてくれるパワーがすごいです。

    個人的な感想:何も考えずに笑いたいときにおすすめ

    正直言って、観終わった後に深い学びや大きなテーマを感じるわけではないものの、「笑いでストレスを吹き飛ばしたい」には最適です。深いメッセージ性を求める人には物足りないかもしれませんが、私は映画ってそういうものばかりじゃなくてもいいと思うんです。サリヴァンの旅じゃないですが、娯楽に徹して観客を笑わせるという役割も大切。観ているうちに「いやもう細かいことはいいか」と思えるほど、楽しい雰囲気に包まれます。

    猫のハルとユルい休日

    このゆるいコメディを観終わったあと、わが家の猫「ハル」はこたつの布団の上でゴロンと寝そべり、ぬくぬくタイムを満喫していました。そんな姿を見ていると、映画と同じように「何も考えなくていい時間」は大切だなあと実感します。たまには深刻じゃない作品で、ひたすら笑ってみるのもいいですよね。

    こたつ布団の上でリラックス中の「ハル」。ぬくぬくしてご機嫌そうです。

    まとめ:おバカ映画も悪くない

    結局、『ビルとテッドの大冒険』は「超ゆるいタイムトラベルもの」という点に尽きます。80年代のロックやスラングが詰まっていて、一度観ると変にクセになってしまうおバカ映画です。「こんなのあり!?」と思いつつ笑い転げられる作品って、意外と少ないのかもしれません。もし興味が湧いたら、どうか気軽な気持ちでトライしてみてください。

    なお、同じタイムリープものとして、最近は『ファーストキス 1ST KISS』という現在公開中の映画についての記事も書いています。よろしければ、あわせてご覧いただけると嬉しいです(関連記事:タイムリープ映画『ファーストキス 1ST KISS』のレビュー)。

    最後まで読んでいただき、ありがとうございます。もし感想などありましたら、お気軽にコメントいただけると励みになります! 何も考えずに笑える映画は、日常の息抜きに最高ですよ。

    外部リンク

    • IMDb『Bill & Ted’s Excellent Adventure』
      キャストやスタッフの詳しい情報、ユーザーからの評価やレビューなどが充実しています。英語サイトですが、作品の撮影秘話やTrivia(トリビア)も多く、さらに深く知りたい方にはおすすめです。

    • この記事を書いた人

    HAL8000

    映画と猫をこよなく愛するブロガー。 多いときは年間300本以上の映画を観ていて、ジャンル問わず洋画・邦画・アニメ・ドキュメンタリーまで幅広く楽しんでいます。 専門的な批評はできませんが、ゆるっとした感想を気ままに書くスタンス。 ブリティッシュショートヘア×ミヌエットの愛猫ハルも自慢したいポイントで、レビューの合間に猫写真や日常もたまに紹介しています。 当ブログ「ねことシネマ」で、映画好き&猫好きの皆さんに楽しんでいただけると嬉しいです。ぜひお気軽にコメントやリクエストをどうぞ!

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