はじめに
当ブログ「ねことシネマ」にお越しいただき、ありがとうございます。前回は、群馬県で初めてのIMAXシアターがユナイテッドシネマ前橋にオープンするというニュースをお伝えしました(詳しくはこちらの記事をご覧ください)。今回は、それとは対照的に少し残念なお知らせが舞い込んできました。
109シネマズ高崎、閉館へ
先日、109シネマズ高崎の閉館が正式に発表されました(詳細は公式リリースなどをご参照ください)。高崎駅からアクセスしやすい立地だったこともあり、地元の方にとってはおなじみの映画館だったかと思います。私自身、頻繁に通っていたわけではありませんが、ここでしか観られない作品があるときには「見逃すわけにはいかない!」と足を運んでいました。
ただ、最近は正直「ちょっと寂しい雰囲気だな…」と思っていたのも事実です。それでも、いざ閉館の報せを聞くと、「映画館がまたひとつ消えてしまうのか」と心にぽっかり穴が空いたような気持ちになります。
個人的な思い出
エヴァQを観に行った青春
私が109シネマズ高崎で一番印象深いのが、まだ中学生の頃、友人と『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』を観に行った時のこと。群馬県内でも上映劇場が限られていたので、「高崎まで行かないと観られない!」と勢いで足を運びました。映画を観終わった後は、「何を見せられたんだ...」と動揺しつつ、同じ建物内のゲームセンターでひとしきり遊んで帰った記憶があります。10代ならではの“ちょっとした旅気分”が嬉しかったですね。
ほかの劇場ではやっていない作品に出合う
また、最近(といっても少し前になりますが)『プロミシング・ヤング・ウーマン』を観るために行ったこともあります。群馬県内では上映している劇場が少なかったと思うので、少なくとも私にとっては「ここに行かないと観られない」作品でした。そのおかげで、貴重な映画体験ができたのです。
映画館が消えるという寂しさ
映画館が閉館すると聞くと、映画ファンとしてはやはり「残念だな…」と感じます。特に109シネマズ高崎は駅周辺にあり、買い物や食事のついでに寄りやすいというメリットがありました。そうしたちょっとした“立ち寄り観賞”ができる場所が減ってしまうのは悲しいですね。
高崎駅周辺には、独立系や芸術色の強い作品を扱う「シネマテークたかさき」さんがありますが、シネコンで観られるようなメジャー作品とはやはりラインナップの傾向が異なります。駅前シネコンがなくなると、今後はイオンモール高崎にあるイオンシネマに行くのが基本になるかもしれません。もっとも、駅からはバスが出ていますが、車移動以外だと少し足が伸ばしづらい方もいるのではないでしょうか。
今後の期待:IMAX&ドルビーシネマ
前橋には新しくIMAXシアターが登場し、映像設備の充実という面では盛り上がりを見せています。一方、駅前にシネコンがなくなる高崎では「次はドルビーシネマが来てくれないかな…」と期待するのは私だけではないはずです。
もちろん実現するにはさまざまなハードルがあると思いますが、映画ファンとしては大きなスクリーンと最高の音響で観る“特別な体験”がもっと身近になってほしいと願うばかりです。
閉館前に訪れるべき理由
「もうすぐ閉館」と聞くと、「最後にもう一度だけでも行っておきたい」と思う方もいるでしょう。
- 映画館独特の雰囲気や空気感
- ロビーでのざわめき、暗転してから始まる予告編のドキドキ
- かつての思い出が詰まった座席
そういった要素は、自宅のテレビやスマホとはまったく違うもの。もし興味のある作品が残りのスケジュールにあるなら、ぜひ足を運んでみてください。閉館後に「やっぱりもう一回行っておけばよかった…」と後悔するより、最後の映画体験をしっかり心に刻むほうが素敵だと思います。
まとめ:映画ファンとしてできること
109シネマズ高崎の閉館は、前橋IMAXオープンというニュースとは正反対の悲報となってしまいました。けれども、地元の映画ファンが新たなシアターや上映方式を求める声を上げていくことで、いつか高崎駅周辺に最新設備が戻ってくる可能性もゼロではありません。
映画館は単に映画を観る場所というだけでなく、かけがえのない思い出が生まれる“特別な空間”。皆さんもぜひ、109シネマズ高崎にまつわる思い出や、地元映画館への熱い想いをシェアしてみてください。コメント欄で語り合いましょう。
今後も「ねことシネマ」では、映画に関するニュースや劇場情報、作品レビューなどを発信していきます。最後までお読みいただきありがとうございました。これからもよろしくお願いいたします!