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【ネタバレあり】シリーズ最高峰!『ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ』で味わう圧倒的アクションと二人の成長

2025年3月17日

映画『ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ』基本データ

  • タイトル:『ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ』
  • 公開年:2024年(日本)
  • 監督:阪本裕吾
  • 出演:
    • 髙石あかり(ちさと役)
    • 伊澤彩織(まひろ役)
    • 前田敦子(入鹿みなみ)
    • 池松壮亮(冬村かえで) など
  • 上映時間:112分
  • 視聴方法:U-NEXT にて絶賛配信中 ほか DVD・Blu-ray 発売中

この記事でわかること

  • 『ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ』の基本情報・あらすじ
  • 作品全体の“スケールアップ”要素とシリーズ内での変遷
  • “まひろ”&“かえで”の対比がもたらす物語の深み
  • 個人的に印象に残ったアクションのポイント
  • 同時期に放送されたドラマパートが補う部分と、続編への期待

はじめに

こんにちは。当ブログ『ねことシネマ』にお越しいただきありがとうございます。今回は、阪元裕吾監督の人気シリーズ第3弾『ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ』を取り上げます。一作目は小規模公開ながら強烈なインディーズ感が魅力で、そこからニ作目でさらに進化、そして本作で大幅にスケールアップしたアクションコメディとして話題を集めました。

私自身、体調が優れず(詳しくは過去記事に書いています)、ブルーレイディスクを開封できずにいたのですが、ようやく一作目二作目を見返す流れで本作もじっくり再鑑賞できました。
実は昨年、映画館で一度観て「シリーズ最高だ!」と思いつつ二回目を逃してしまったので、今回改めてBDで視聴できるのを楽しみにしていました。

昨年劇場で観たときからBD発売をを待ってました!

あらすじ

殺し屋として活動する高校卒業後のコンビ、杉本ちさと(高石あかり)と深川まひろ(伊澤彩織)は、宮崎県庁舎での任務を請け負うため初の“出張”へ。南国の陽気な雰囲気に束の間浸りつつも、そこには“150人殺し”を目標とする一匹狼の殺し屋・冬村かえで(池松壮亮)が同じターゲットを狙っていました。アウトサイダー同士ながら、仲間同士で支え合う“ちさまひ”に対し、完全に孤立した状態で生きてきたかえで。最強の敵を前に、2人はシリーズ史上もっとも過酷な試練に立ち向かうことになります。

ゆるい会話とガチなバトルを織り交ぜた独特の作風はそのままに、ロケを含めた映像規模やアクションの激しさはシリーズ随一。南国らしい景色と血生臭い殺しの世界が同居する不思議な感覚が味わえるのも、本作ならではの魅力です。


個人的に注目したポイント

さらなるアクションの進化

一番の見どころは、冒頭から凄まじいアクションが展開される点です。宮崎県庁舎での銃撃や格闘シーンは、手に汗握るクオリティ。高石あかりさんと伊澤彩織さんはもちろん、池松壮亮さんも圧巻の動きで、“シリーズ最強の敵”という看板に恥じないインパクトを与えています。ここだけでも「本当に邦画アクションの次元が上がったな」と感じさせられました。

“まひろ”の鏡としての“かえで”

本作で注目したいのは、まひろと対照的な存在として描かれるかえでです。もしちさとがいなければ、まひろも彼のように孤独な道を進んでいたかもしれない——そんな“鏡”の役割が、この物語に深みを与えています。
まひろもコミュ障気味で、殺し合いを妙に楽しんでいる節があるだけに、相棒のちさとがいなければ、いずれかえでのように闇へ踏み込みかねなかった――そう思うと、まひろにとってのちさとの存在が際立つのです。

(C)2024「ベイビーワルキューレ ナイスデイズ」製作委員会

コミカルな日常パートの削減とドラマでの補完

過去作と比べると、本作はシリアスパートの比重が大きく、まひろとちさとの“ゆるい時間”がやや抑えめです。そのぶん、殺し屋協会宮崎支部の先輩・入鹿みなみ(前田敦子)とのやりとりなど、息苦しさすら覚える上下関係や理不尽なルールがコメディタッチで描かれていますが、にぎやかというよりは「理不尽な上司に振り回される職場風景」という感じ。

「ちさまとまひろのほっこり日常をもっと楽しみたい!」という方には、同時期に放送されていたドラマ『ベイビーわるきゅーれ エブリデイ』がおすすめです。映画で描ききれなかった彼女たちの普段の様子を補完してくれますので、合わせて楽しむとさらに愛着が深まると思います。


まとめ:シリーズ最高と呼ばれる理由

今回の『ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ』は、シリーズ最新作として、予算と技術の両面で大幅にスケールアップした意欲作。池松壮亮さん演じる冬村かえでが、まひろの“闇堕ち”ルートを想起させるキャラクターとして強烈な存在感を放ちます。
ガチガチのアクションを存分に味わいたい方はもちろん、ドラマ版で補完される“ちさまひ”の日常パートも要チェック。ぜひ映画・ドラマを一緒に観て、彼女たちの成長を堪能してみてください。

ちなみに、今回の再鑑賞中は、我が家の猫・ハルが「何をそんなに夢中になってるの?」とでも言いたげにこちらを見つめていました。その視線を感じるたびに、気になるシーンを何度も巻き戻し再生してしまい、ハルにとっては不思議な映像体験だったかも(笑)。

ハルは明らかにこちらを見つめていて……もう、かわいすぎて思わずカメラを向けてしまいました!

過去作も含めて“ゆるい殺し屋”コンビの成長や、最強の敵との対峙をあなたもぜひ体感してみてください。ドラマ版とあわせて観れば、ちさととまひろへの愛着がいっそう深まること間違いなしです。

当ブログ『ねことシネマ』では、映画レビューや猫との日常をゆる~くお届け中。気になる感想や「このシーンのアクションが凄かった!」など、ぜひコメント欄で聞かせてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。それでは、次回のレビューでまたお会いしましょう。

  • この記事を書いた人

HAL8000

映画と猫をこよなく愛するブロガー。 多いときは年間300本以上の映画を観ていて、ジャンル問わず洋画・邦画・アニメ・ドキュメンタリーまで幅広く楽しんでいます。

専門的な批評はできませんが、ゆるっとした感想を気ままに書くスタンス。 ブリティッシュショートヘア×ミヌエットの愛猫ハルも自慢したいポイントで、レビューの合間に猫写真や日常もたまに紹介しています。

当ブログ「ねことシネマ」で、映画好き&猫好きの皆さんに楽しんでいただけると嬉しいです。
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